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設計の仕事が好き
 「主役は家族」の家-工程経過
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○建築場所は大阪南部、阪南市。穏やかな比較的海岸に近い住宅地。屋上からは「りんくう」の花火が見える。
○家族構成
55歳
51長男24歳、次男22歳、三男18歳の5人家族。皆、働いています。
○敷地は三方道路の三角の土地で41坪

○重量鉄骨三階建てで、1階にガレージと事務所、2-3階住居、屋上に芝生をはり庭園にしました。
 鉄骨造を選択したのは、オープンな空間がとれることと、将来の生活スタイルの変化に対応して変更できるからです。
○延床面積は1階17.2坪、2階22.7坪、3階21.6坪、PH階1.2坪、計61.7坪

工事期間2003年12月中から、完成は2004年6月中。

2003. 8 8 設計契約
昭和52年に建売で購入し新婚生活を送り、狭い、ご主人のお父さんを引き取る可能性もでて、今回の建替となりました。要望は、車2台、仕事上のミーティングスペース、洗濯をたくさん干せること、布団を干せること、キッチンを広く、など生活しやすい家をということでした。

 
キッチンなどの設備器具のショールームに一緒にいき、決定しました。イタリアユーロモビル社のシステムキッチンに決まりました。テーブルはデンマーク製、くつろげるものを選びました。
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2003.11. 7 工事見積依頼
2003.11.27確認申請提出

2003.12. 6 工事請負契約
2003.12. 9 既存建物解体工事(既存建物は築27,年、延床面積30坪の木造家屋)
2003.12.15
地盤調査(スウェーデン式サウンディング)
6ヶ所測定。GL-1M〜2.5Mで自沈込みが見られる。地盤改良が必要な可能性あり。


2003.12.16 地鎮祭
地鎮祭は建築にとりかかるにあたり、その土地の神を鎮めるために行います。これから始まる工事の無事と、施工関係者の安全を祈願しました。
1.神座の四隅に斎竹(イミダケ)を立ててしめ縄をめぐらし紙垂を下げます。
2.神饌(シンセン) 米、塩、山の幸・海の幸・畑の幸(それぞれ3種類位づつ)と神酒を飾ります。
3.四方祓い(シホウハライ) お神酒、米、塩、白紙敷地の中央と四隅にまきます。
4.鍬入れ 設計者が鎌(カマ)、施主が鍬(クワ)、施工者が鋤(スキ)の順で盛砂を三度作業する仕草を行います。
5.鎮物(シズメモノ) 神主より建物の基礎工事の時に建物のほぼ中央に埋めて下さいと鎮物が渡されます。

2003.12.27 
スウェーデン式地盤調査を行ったが、もともとため池であった土地で、石、レンガ、瓦などの残材でうめられていたため、正確な数値がでなかったが、掘削することにより、耐力不足が確かめられた。地耐力不足のため、地盤改良を検討する。

2004. 1.14 
地盤補強をほどこすため、長さ2M(GLからは3M)、Ф600の湿式改良を31本施工した。
湿式柱状改良工法を採用。地盤の状態が軟弱で、軟弱層が厚く堆積しており、建物を永く安定して支持することはできないが、中間層(GL-3.0m〜GL-8.0m前後)に比較的安定(N値3〜4以上)した層が3.0m前後の厚さで確認できる場合に行われる地盤改良工法のひとつです。工法は、固化材(セメント系固化材)を水と混合し、ミルク状にしたものを、改良機を使い、地中に圧送・攪拌して柱状(500φ〜600φ)に固めて建物を支持する柱体を地中に造ります

2004. 1.23 
 基礎の配筋完了時の中間検査が行われました。問題なし。

2004. 2. 4
基礎コンクリート打ち完了

2004. 2.13  上棟式 
上棟式」は建前(タテマエ)とも呼び、無事棟が上がったことに喜び、感謝するものです。つまり、上棟式は「儀式」というよりも施主が職人さんをもてなす「お祝い」と言えます。工事に関わった人が一同に会し、今後の工事の安全を祈願し、お互いの協力の元に家をつくり上げていこうとする意思表示の会でもあります。

2004. 2.23 
 3階床配筋完了時の中間検査が行われました。問題なし。

2004. 3.11 
 外部足場ユニットバス取付

2004. 3.26
 内部軽鉄間仕切  配管工事

2004. 4. 9 
   エレベーター設置

2004. 4.20

外壁との間に外気が流れる層をつくることにより、壁体内結露を少なくすることができ、建物の耐久性を増加させます。



屋上庭園は3階の暑さを緩和させます。

2004. 4.26 外壁板張

外壁はレッドウッド・クリアー・オール・ハートを貼りました。レッドウッドは樹高100Mにもなるカリフォルニア北大西洋岸に自生するスギ科セコイア属の針葉樹です。耐朽性が強いことや、やさしい表情の外観にしたいと思い、外壁に使用しました。

2004.5.4 
 
 
外壁塗装はオスモのバンキライオイル。内部の断熱材はパーフェクトバリアを使用しました。ペットボトルを再生した材料です。壁内の結露水を吸収したり、へたりを生じると断熱性能が損なわれます。へたり・吸湿性がほとんどなく通気性・透湿性に富む断熱材を選びました。

2004. 5.11
内部のブラスターボード貼。キッチンや家具などの部分には下地を補強しておきます。

2004.6.9屋上芝貼工事
   
耐圧透水通気板、透水通気シート 、防根シート、軽量土壌の順に敷き詰めていきます。
緑化により、夏場のコンクリートの表面温度の上昇を大幅に下げ、表面の膨張・収縮が原因とされるコンクリートの劣化を防止できます。また、屋上を緑化することにより、夏の断熱および冬の保温効果が高まり、エアコンなどの電気代を節約し、省エネルギー効果を発揮します。
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